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解説

  • 産婦人科医が一般診療でよく出会う、患者さんの症状・主訴をベースに、婦人科疾患を考える上で必要な問診・理学所見・検査等を掲載しております。日々の診療の一助として是非ご活用ください。 産婦人科医が一般診療でよく出会う、患者さんの症状・主訴をベースに、婦人科疾患を考える上で必要な問診・理学所見・検査等を掲載しております。日々の診療の一助として是非ご活用ください。
  • (6)婦人科におけるスクリーニング検査

    常に診察は定型的に行う習慣をつけておくとよい。外陰の視診、腟鏡をかけて帯下、腟粘膜、子宮頸部を観察する。
    子宮頸がんスクリーニングを行う場合は内診の前に実施すべきである。続いて双合診で子宮・卵巣の大きさと可動性を評価する。月経困難症がある場合には理由を説明したうえで腟直腸診を行うことが多い。これらに問題があった場合には経腟超音波断層法を用いて検査する。
    また、問診上子宮内膜病変を疑う場合も経腟超音波断層法、場合によっては加えてソノヒステログラムを行う。大きな卵巣腫瘍などは子宮より頭側に位置することがあるので、経腹超音波断層法の実施を厭わないようにする。
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