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解説

  • 産婦人科医が一般診療でよく出会う、患者さんの症状・主訴をベースに、婦人科疾患を考える上で必要な問診・理学所見・検査等を掲載しております。日々の診療の一助として是非ご活用ください。 産婦人科医が一般診療でよく出会う、患者さんの症状・主訴をベースに、婦人科疾患を考える上で必要な問診・理学所見・検査等を掲載しております。日々の診療の一助として是非ご活用ください。
  • (6)更年期障害かもしれないとの訴え

    更年期障害で出現する症状の確認:
    そもそも、更年期の定義が閉経前後5年間であり、更年期障害の症状は多彩である。この年齢に当てはまらない女性が更年期障害と同じ症状を訴えても更年期障害ではない。また、症状が器質的疾患によるものではない、ということも重要である。易疲労感、頭痛、のぼせ、腰痛、発汗、肩こりなどが代表的症状である。手足は冷たいがのぼせ観があり、発汗を伴う(ホットフラシッシュ)ものはエストロゲンの変動による血管運動障害、と理解されてる。
    Kuppermann更年期指数や、簡易更年期指数(SMI)などを用いて点数化すると、症状の拾い上げを行いやすい。ただ、点数の変化が治療効果を表すか、意味があるのか、は全体的な状態も含めて個別に検討すべき、とされている。

    他疾患との鑑別の必要性:
    精神症状も身体症状もうつ病や甲状腺機能異常(低下・亢進共に)との鑑別が必要である。更年期障害を起こす特定のエストロゲン濃度やFSH濃度は知られていないので女性ホルモンの測定意義はないが、甲状腺ホルモン(TSH、FT4など)は甲状腺腫大や頻脈などがあれば測定すべきである。その他、肝機能異常、腎機能異常、貧血、メニエル氏病など多彩な疾患の鑑別が必要であるので、他の理学的所見と合わせて検討する。
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